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熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)・熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)

発表状況と発表履歴現在及び過去のアラート発表状況

熱中症特別警戒情報とは熱中症特別警戒情報の概要

熱中症警戒情報とは熱中症警戒情報の概要

熱中症警戒アラート等
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熱中症特別警戒情報とは

熱中症特別警戒アラート(熱中症警戒情報)の概要(キーメッセージ)

  • 広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります!!
  • 自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください!!
    • 具体的には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。
    • また、校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。
  • 今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。

熱中症特別警戒アラートとは

  • 都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表します。都道府県の枠を超えて暑い状況等が想定されますので、近隣の都道府県においても注意が必要な可能性があります。
  • 自助で熱中症予防行動をとることが基本ですが、気温が特に著しく高くなることにより重大な健康被害が生じるおそれがある場合には、自助による熱中症予防行動が難しい場合もあることから、家族や周囲の人々による見守りや声かけ等の共助や公助が重要となります。
  • 自助を原則として、個々人が最大限の予防行動を実践するとともに、共助や公助として、個々人が最大限の予防行動を実践できるように、国、地方公共団体、事業者等全ての主体において支援するような状況です。
  • 事前に市町村長が市町村(市町村には特別区を含む。)の区域内に存する施設を指定暑熱避難施設として指定している場合には、熱中症特別警戒情報が発表される際、当該指定暑熱避難施設が開放されます。
  • なお、熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、府県予報区等内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表します。
  • 個々の地点の暑さ指数(WBGT)は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定することお勧めします。

熱中症特別警戒アラート発表時の熱中症対策

  • 熱中症とは、体温を平熱に保つために汗をかいた際、体内の水分や塩分(ナトリウム等)の減少や血液の流れが滞ることのほか体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされることにより発症する障害の総称であり、死に至る可能性のある病態でありますが、適切な予防や対処が実施されれば、死亡や重症化を防ぐことができます。そのため、全ての国民が自助の徹底を行うことが重要です。
  • 特に、脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などは、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。「熱中症弱者」の方々は、自助による熱中症予防行動が難しい場合もあることから、家族や周囲の人々による見守りや声かけ等の共助等積極的に行うことが大切です。

  • 以下のとおりの熱中症予防行動の実施の徹底をお願いいたします。
    • 室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごす※。
    • こまめな休憩や水分補給・塩分補給
    • 身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認※※した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わない等の対策の徹底
    • 熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」は自ら積極的に対策を徹底し、周囲の方も熱中症弱者への声かけを徹底
    • ※熱中症対策としては、涼しい環境への避難が大切ですが、それができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇ぐことや、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。
    • ※※個々の地点の暑さ指数(WBGT)は、環境によって大きく異なるため、黒球のついたWBGT測定機器等を用いて独自に測定することが推奨されます。
  • 熱中症対策としては、涼しい環境への避難が大切なため、市町村が事前に指定を行っているクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)※が指定の時間帯に開放されます。自宅にエアコンがある場合等、涼しい環境が確保できる際には、クーリングシェルターへの移動は必須ではありません。
    • ※クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)とは、暑さをしのげる場の確保として、市町村長が、冷房設備を有する等の要件を満たすことから指定した施設(公民館、図書館、ショッピングセンター等)となります。詳細については、市町村の発表している情報を参照願います。
  • また、管理者がいる場所やイベント等について、暑さ指数(WBGT)などの実測の上、責任者が、管理者がいる場所やイベント等において、適切な熱中症対策が取れていることを確認し、適切な熱中症対策が取れない場合は中止・延期の検討をお願いいたします。

熱中症の応急処置(予防しても、熱中症になった場合・疑った場合の対応)

熱中症の対処方法(応急処置)

なお、気温が広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じる可能性があります。医療機関への受診が難しい場合においては、重症化等の予防に、服を緩めることや、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇ぐこと、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。

参考

  • 全国の情報提供地点(約840地点)の暑さ指数(WBGT)は、熱中症予防情報サイト(環境省)にて確認できます。個々の地点の暑さ指数は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定していただくことをお勧めします。身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認した上で、熱中症予防のための行動を行ってください。
  • ※暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。予測値については、小数点以下を四捨五入した値です。

[暑さ指数(WBGT)の目安]

31以上:危険

28以上31未満:厳重警戒

25以上28未満:警戒

25未満:注意

(出典:日常生活における熱中症予防指針Ver.4(日本生気象学会作成), 2022 https://seikishou.jp/cms/wp-content/uploads/20220523-v4.pdf)